干しシイタケ×酢の相乗作用でおいしく【メタボ対策】しませんか?

煮ても、焼いても、だしを取っても、うまみたっぷりでおいしい干しシイタケ。体にいい栄養が豊富なことでも有名で、その栄養価は生のシイタケよりも高いのだとか。

実は、そんな干しシイタケの栄養をさらに効率よくとる方法があるのです。それは、干しシイタケを戻すときに水ではなく「酢」を使うこと。

干しシイタケを酢で戻した「酢シイタケ」は、料理の具としても調味料としてもおいしく使えて大活躍!体にいい栄養もたっぷりとれるのでおすすめです。

この記事では酢シイタケについて、静岡大学名誉教授の杉山公男先生に解説していただきます。みなさんも酢シイタケ生活、始めませんか?

解説:静岡大学名誉教授 杉山公男 先生

干しシイタケは酢で戻すのがおすすめ

そもそも干しシイタケには、体にいい栄養がたくさん含まれています。高血圧・脂質異常・高血糖を防いだり、骨粗鬆症や便秘を予防・改善したりするのに役立つため、健康のために積極的に取り入れたい食品の1つです。

そんな干しシイタケ、食べるときは水で戻すことが多いと思いますが、酢で戻して「酢シイタケ」にしても、おいしく食べられて栄養満点なのでおすすめです。早速、作り方を紹介します。

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酢はメタボ対策にピッタリの食品

酢が体にいいことは、みなさんよくご存じだと思います。代表的な健康作用としては「メタボリックシンドローム」(代謝異常症候群。以下、メタボ)を予防する働きがあげられます。メタボとは、内臓脂肪がたっぷりついた肥満に加えて高血圧・高血糖・脂質異常症のうち2つ以上が現れた状態のこと。

酢の健康作用は、実際にさまざまな試験で実証されています。例えば、 食品メーカーと大学が共同で行った高血圧の人を対象とする試験。リンゴ酢の酢酸飲料をとるグループと黒酢の酢酸飲料をとるグループ(いずれも食酢15ml相当の酢酸を含む)に分けて、10週間にわたって血圧の変化を調べました。その結果、酢酸飲料をとったグループは2週間ほどで血圧が下がりはじめ、10週めには最大・最小血圧ともに10~15mmHgの低下が認められたのです。

また、酢が総コレステロール値に影響を与えることも実証されています。試験では、総コレステロール値が高めの被験者を2つのグループに分けました。一方には、毎日15mlの食酢入り飲料を、もう一方には疑似食品を飲んでもらったところ、酢酸飲料を飲んだグループは総コレステロール値が有意に低下していたのです。

同様に、肥満ぎみの被験者を対象とした試験でも、酢を飲んだグループは血液中の中性脂肪の量が有意に減少していました。

さらに、糖尿病に対する酢の作用も明らかになっています。白米と酢酸飲料を同時にとる試験では、酢酸飲料をとらなかったグループに比べて、30分後の血糖値の上昇が30%程度抑えられていたのです。

このように酢には、高血圧・高血糖・脂質異常を抑えて、メタボを予防する作用が期待できるのです。さらに、酢にはほかの栄養素の吸収を助ける働きもあります。例えば、骨の原料となるカルシウムといっしょにとれば骨粗鬆症の予防につながります。鉄分ととれば、貧血の予防にピッタリです。

具材としても調味料としても大活躍の酢シイタケ

「干しシイタケ」と「酢」は、健康のためにぜひとりたい食材。そこで、干しシイタケを酢で戻して「酢シイタケ」にすれば、互いの持つ栄養素の相乗効果で、さらに大きな健康作用が期待できるのです。

酢シイタケはとてもおいしく、すっぱさも気になりません。戻し汁は調味料としても使えます。シイタケのうまみ がたっぷり入った酢なので、調味料として使えば減塩にも役立ちます。シイタケは1日に1〜2つ、戻し汁は大さじ1杯程度を目安に、毎日とるのがいいでしょう。

いかがでしょうか?とても簡単に作れて、料理にも取り入れやすいので、ぜひ試してみてください。もちろん酢シイタケを食べれば、誰もがメタボを改善できるわけではありません。医師の治療を受けつつ、セルフケアの一環として試してみてください。

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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

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